松田美緒の最新作は全曲ウーゴ・ファトルーソのプロデュース&アレンジ。Ultimate Quality CDの極上の音質でリリース!

1. La selva – Esa luz ラ・セルヴァ・エッサ・ルス

密林、その光(Ricardo Lacquan – Fernando Torrado Parra)
#「君は僕を待ってくれる密林」希望を謳う。

2. Destinos cruzados デスティーノス・クルサードス

交差する運命 ( H Fattoruso )
#切なげに温かく、過ぎ去った恋を肯定する歌。

3. Hurry! ハリー

#ウーゴの名曲。旋律が光のように揺れる、ファンタジックな曲。

4. La caricia カリシア

ラ・カリシア( H Fattoruso 日本語訳 Gak Yamada, Mio Matsuda )
#ロマンティックで儚げな曲。日本語の詩つき。

5. El viaje de la libélula エル・ヴィアヘ・デ・ラ・リベルラ

トンボの旅路 ( H Fattoruso )
#唯一のギター曲。トンボが世界中を旅する。

6. El desperdido ? エル・デスペルディード・ドス

迷い飽きて(Laura Canoura – Andrés Bedó – H Fattoruso )
歌手ラウラ・カノーラ作詞のユーモラスなミロンガ。

7. Cualquier cosa クアルキエル・コーサ

たわいもないもの ( Juan Velich – Herminia Velich )
#カルロス・ガルデルの歌ったタンゴの名曲。

8. Esa tristeza エッサ・トリステーサ

その悲しみ ( Eduardo Mateo )
#ウルグアイの天才エドゥアルド・マテオ作の浮遊感ある曲。

9. El día que me quieras エル・ディア・ケ・メ・キエラス

想いのとどく日 (Carlos Gardel – Alfredo Le Pera )
#言わずと知れたガルデルの名曲が7拍子に。

10. Pal’ que se va パル・ケ・セ・ヴァ

都会に出て行く君に ( Alfredo Zitarrosa )
#ウルグアイのアルフレッド・シタローサの曲。

11. Palo y Tamboril パロ・イ・タンボリル

スティックとタンボリン ( Georges Roos – Manolo Guardia )
#ウルグアイ音楽の真髄が詰まったカンドンベの曲。

La Selvaに寄せて

ウーゴ・ファトルーソと歌った2008 年、私はやっと本当に歌手になった気がした。
ビッグ バンのような強烈なエネルギーで創造するウーゴと歌いながら、私は音楽の宇宙に放り投げ られる喜びを知った。録音、ツアー、たくさんの舞台で、数々の土地のリズムや色彩、音楽 することを教えてもらった。
それから10 年以上、私なりのルーツを掘り下げ、歌を探す旅をしながらも、折にふれて、 ウーゴと一緒に歌いたいという思いが胸にあふれた。
2020 年、パンデミックの最中、配信ライブのために、ウーゴに新曲をお願いすると、快く 送ってくれたのが『トンボの旅路』だ。向こうの夜明け、こちらの日暮れ・・朗らかに歌い ながら地球を旅するような曲に、心が溶けていくようだった。そして、また海を越えた音信 が始まった。「いつかウーゴの歌ばかり歌うCD を作りたいなあ」とふわりと書いてみた ら、なんとウーゴはそのことを真剣に考えてくれた。そして、次々と素敵なレパートリーを 送ってくれた。こうなったらもうウーゴの宇宙船に乗ったつもりで、すべておまかせ。毎日 最高のカラオケで練習をして、2 月にとうとう歌入れをした。
ウーゴが預けてくれたこの宝物を最高の形で出したい、そのためにレーベルを立ち上げた。荒川幸祐監督チームと徳島へ”Hurry!”の撮影に旅し、そこで見たまるで宇宙のような藍釡の色からSEIRAN(青藍)と名付けた。UHQCDの音、山田学さんの光の胞子のような作品群も一緒に、CDそのものを楽しんでいただけたらいいなと思う。離れていても、こんなふうにまた音楽ができる。人間が音楽することがパンデミックを乗り越える希望となるよう願いを込めて。
みなさまの心に届きますように。

松田美緒

ウーゴ・ファトルーソと松田美緒

  • ウルグアイから巨大な存在感を世界中のファンやミュージジャンに発信し続け、大きなリスペクトを受けるウーゴ・ファトルーソが、松田美緒と約 1 0 年ぶりの邂逅。全曲ウーゴが選曲、編曲を手がけ、世界的にも画期的かつオリジナリティあるレパートリーとなった。唯一無二の音の宇宙に松田美緒の歌声がさらに花開く。
  • 1 0 代でファドに出会い、本場のポルトガルで研磨した後、ブラジル、カーボ・ヴェルデなどポルトガル語圏や南米のスペイン語圏で歌い、数えきれない旅を経てボーダーレスな歌声を培った松田美緒。ウーゴ・ファトルーソと『クレオールの花』( 2 0 1 0 ) 、そして『コンパス・デル・スル』( 2 0 1 1 ) を共作、南米ツアーも行った。それから1 0 年が経ち、2 0 2 0 年、パンデミックのさなかに始まった配信ライブシリーズ
    「松田美緒の窓辺- Through the Window」へのウーゴの楽曲提供をきっかけにアルバム制作をスタート。

コンセプトは、音の密林

アルバム・タイトルの” L A S E L V A ” ( ラ・セルヴァ ) は、タイトル曲” L a S e l v a – E s a L u z ” ( ラ・セルヴァ エッサ・ルス ) の歌詞「君は ぼくを待ってくれる密林」という一節からインスパイアされた。収録曲は、ウーゴ・ファトルーソの自作曲や本作のための書き下ろし曲を始め、カルロス・ガルデルのタンゴやエドゥアルド・マテオ、アルフレッド・シタローサなどウルグアイのアーティストの名曲揃い。
コズミックな音の密林に解き放たれた歌声が空間を満たしていく。

ウルグアイの精鋭ミュージシャンが参加

ウーゴのパートナーで「H A D U O 」を組むパーカッショニスト、アルバナ・バロッカスがほぼ全曲参加。息のあった演奏で曲の世界観を広げている。ゲストミュージシャンにウルグアイの才能ある若手ギタリストのニコラス・イバルブルが参加し、日本人ギタリストの渥美幸裕も遠隔でセッション( M 5 ) 。
ウーゴの長男でベーシストのフランシスコ・ファトルーソが参加し、親子で戯れるようなファンキーなアウトローを演奏( M 6 ) 。そして、ウルグアイの打楽器音楽カンドンベのグループC u a r e i m 1 0 8 0 ( クアレイン ディエス・オチェンタ) がその雄大な響きを聴かせている( M 1 1 ) 。

“Mioはこれまで私が共演した中で間違いなく最高の歌手だ”
ウーゴ・ファトルーソ

ウーゴ・ファトルーソ

1943 年ウルグアイ・モンテビデオ生まれ。全方位に渡ってラテン音楽を牽引し続ける作曲家、編曲家、ピアニスト。
64 年にロックバンドのロス・シェーカーズを結成し、南米大陸で一世を風靡する。69 年NY 移住、伝説的バンドOPA を結成。自身のルーツであるウルグアイのリズム、カンドンベとロック、ジャズ、ファンクや多彩な南米のリズムを融合させたOPA は、現在も世界中のミュージシャンに影響を与えている。80 年代はブラジルで、ミルトン・ナシメントやシコ・ブアルキ、ジャヴァンなど主要なアーティストのアレンジャー、プレイヤーとして、ブラジル音楽を支える存在として活躍。90 年代に、息子のフランシスコそして弟の故・オズヴァルドとトリオ・ファトルーソを結成。2001 年からは日本人パーカッショニストのヤヒロ・トモヒロと長年DOS ORIENTALES として毎年の来日を果たし、松田美緒とも2 枚のアルバムを共作、南米ツアーを行った。現在、ウルグアイでアルバナ・バロッカスとのHA duoで精力的にツアーを行なっている。

松田美緒

魂の歌声で世界中の人々の心をふるわせ、国境や言語を超えた活動を続ける歌手。10 代の頃ポルトガルの歌謡ファドと出会い、リスボンに留学。世界各地を旅し、現地のリズム、歌、スピリットを吸収しながら、ボーダーレス、かつダイナ
ミックな歌唱を培った。リオデジャネイロ録音の1st アルバム「アトランティカ」で2005 年ビクターよりデビュー。
2010 年にはウルグアイの巨匠ウーゴ・ファトルーソと4th アルバム『クレオールの花』をリリース、南米、欧州ツアーやアルバム制作を行う。2012 年より日本内外の民謡の発掘を始め、CD + Book「クレオール・ニッポンうたの記憶を旅する」(2014) を発表。忘れられていた歌に新たな息吹を与えた本作は高い反響を呼び、文藝春秋『日本を代表する女性120 人』に選ばれる。日本テレビ系列『NNN ドキュメント』でその活動を追った番組2作が放映され、2019 年にはさらにテーマを掘り下げた『おおいたのうた』『ブラジル移民の歌』を発表。2020 年、映画監督の古木洋平とクオリティ高い配信ライブシリーズ「Through the Window」を開始。創造の窓辺から世界中に歌を贈っている。